日本食品安全検証機構は食品の安全管理システムHACCP（ハセップ）の導入を推奨しています。

NPO法人日本食品安全検証機構は、
安全な畜産物を生産するために、平成21年8月に農林水産省が公表した 「農場HACCP」が現場で実行できるように、 農場を支援する活動を行っています。

私たちの機構は（※1）、農林水産省が畜産物の安全性を確保するために、平成８年度から１３年度にかけて行った、HACCP方式を活用した「家畜の衛生管理ガイドライン」策定事業に参画しました。
（※1　本機構の前身の東京食糧安全研究所）

農林水産省は、「家畜の衛生管理ガイドライン」にそって家畜の飼養衛生管理が正しく実行している農場を認証する制度の導入に向けて、平成１９年から２０年かけて「ＨＡＣＣＰ方式を活用した家畜の衛生管理認証基準」策定事業をすすめて平成21年8月に「農場HACCP」を示しました。
私たちの機構は、この策定事業に参画するとともに、認証制度を実施するために必要な調査研究および実証調査を進めています。

国が「農場HACCP認証基準」が示しても、 これらがキチンとできていないと、安全な畜産物を生産するという目的は果せません。

私たちの機構は、国の「農場HACCP認証基準」に基づく認証制度が意図される通りに農場現場で実行できるように、HACCPシステムを構築し運用する人の育成、検証する人の育成と資格制度、ならびに認証制度について調査研究を行い、現在、実証調査を行っています。

あわせて、私たちの機構は、農場の飼養衛生管理が認証基準に到達するレベルに向上するために、農場現場に根ざしたコンサルテーションを行っています。
それぞれの農場現場は環境条件、施設・設備、原材料、管理する人などが違い千差万別です。

私たちの機構は、現場ですぐ実行できることを重視したワークショップ−農場ＨＡＣＣＰ入門基礎編および農場ＨＡＣＣＰ内部検証編−を開催していますが、ワークショップでは時間も限られているため、個々の農場のすべてをカバーすることはできませんでしたので、HACCPの導入・運営に際して自力で解決することが難しい問題に直面する場合があります。

危害分析、改善点や問題点などについて、農場・企業の経営者、場長や従事者の身になってFace to Face で正しいHACCPの導入、運用、内部監査を共に考え、解決するコンサルテーションを行っています。