HACCPとは
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安全な食品とHACCP

HACCPは宇宙食のために開発されました。

工業製品は、製品によって検査の方法がいろいろことなり、一概には云えませんが、多くの場合、製造された製品すべてを調べる全数検査、あるいはロットごとに決められた数の製品を抜き取って検査し、不良品がないかどうかを確認します。
しかし、食品の場合は、すべての製品を検査することはできませんし、また仮に抜き取り検査を行って安全性が確認されたとしても、残りの検査をしなかったものも安全だという保証はありません。

例えば、“たまご”のことを考えてみましょう。
同じ農場で同じ時期に採卵した“たまご”でも、一羽の鶏がすべての“たまご”を産んだのではないことは、わざわざ言うまでもないことで、採卵した“たまご”は何羽もの鶏が産んだものです。
ですから、“たまご”にはそれぞれ個性があり、同じ農場の同じ時期に採卵した“たまご”を100個につき5個抜き取って検査しても、残りの95個の“たまご”が安全であるという保証にはならないのです。
もちろん、全数検査だといってすべての卵を割って検査する訳にはいけません。
検査のために割ってしまった卵は、スーパーなどの店頭には並べてくれません。

また、食品の検査には時間がかかります。健康を害するような病原微生物が食品の中にたくさん存在し、健康障害を起こさないかどうかを検査するためには、菌を培養して調べなければならないのですが、培養には10時間、あるいは、24時間、場合によっては48時間かかります。

ですから、農場から食卓まで、安全な食品が届けられるようにコントロールするのが大変難しいことになるわけです。

安全な食品であることを確認することは、このような問題から宇宙食を作るときに、大きなテーマになりました。

安全な宇宙食つくるためにどうすればよいか、
という問題を解決するために、HACCPが考え出されたのです。
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